こんにちは。
齋藤です。
施術前の状態
まず、今までのカラー履歴をお伺いし髪の毛頭皮の状態も見させていただきました。
・カラーは3〜4週間に1回ほどアルカリカラーでのリタッチが多い
・アレルギー体質の為、最近良く耳にするジアミンアレルギーが怖い
・白髪率40パーセントほど
・白髪はしっかり染めたい
アルカリカラーとノンジアミンカラーを上手に使っていきましょう!
ノンジアミンカラーとアルカリカラー
ジアミンとはカラー剤の中に含まれている色のことです。ジアミンが配合されることで様々な色の種類を作り出すことができ髪の中に溜まりやすい(色持ちがいい)という特徴があります。現状日本で使用されている白髪染めの9割以上はこのジアミンを使用している薬剤になります。
しかし、このジアミンがアレルギーを引き起こす原因となっています。花粉症の発症の仕方と同じでどんどんジアミンが蓄積されもうこれ以上蓄積できないとなった時に溢れアレルギーへと発症していくのです。
また、アルカリカラーは1剤である酸化染料と2剤である過酸化水素水をミックスし染めていきます。この過酸化水素水!実は頭皮を老化させる原因である酸化をさせてしまうのです。
と、なんだか悪いことばかり書いてしまいましたがこれだけシェアのある薬剤もちろん悪いことだけではなく
・白髪がしっかり染まる
・狙った色に仕上がりやすい
・色の幅が広い
ですが、上手に使っていかないと様々なリスクがあるのでtorarでアルカリカラーを行なっていく場合は頭皮、顔まわりに保護オイルを塗布。カラーを頭皮にべったりと塗らずに根元ギリギリから塗布していってます。こういったことを踏まえ毎月染める方には
アルカリカラー→ノンジアミンカラー→アルカリカラー・・・
と交互に染めていくことで今後のリスクを軽減できます。
今回はノンジアミンカラーでリタッチをし、毛先にはハナヘナでアプローチしていこうと思います。
また、なぜノンジアミンカラーで毎回染めないのか?という点に関してはやはりアルカリカラーに比べると染まりが甘いです。(全く染まらないわけではないのですが若干薄く感じられるかもしれません。)根元1cmが薄染まりの場合気にならないことがほとんどですが、2cm〜3cmと薄染まりが続くと毛先が暗い方の場合逆プリンのようになってしまうので注意が必要です。ですので上記のようなす周期で染めていくことがオススメです。
(髪質・髪色により変更あり)また、リスク管理の点から見ても年間12回根元からベッタリ染めていくよりも年間6回のアルカリカラーでも根元ギリギリから染めていくことで今後のリスクをかなり軽減できるのです。
ノンジアミンカラーの染まり上がり
まず一番気になる根元の仕上がりです。
根元1cm。全くきになるところなく馴染みました。
しっかり繋がっていますね。
少し引きで見て見ましょう。
引きで見て見ても馴染むように染まっています。
全体を見ていただいてもしっかり綺麗に染まっていますね。
今回はプラスで毛先にツヤとまとまりが出るようハナヘナもプラスさせていただいています。
・アルカリカラー→ノンジアミンカラーと交互に行う
・アルカリカラーを行うさい根元からベッタリ薬剤をつけない
・頭皮に保護オイルを塗る