- 女性も薄毛に悩んだら育毛剤を使うべき?
- 育毛剤選びのポイントを知りたい
- 育毛剤で髪は生えるの?
このようなお悩みを解決できる記事をご用意しました。
まず結論から言えば『育毛剤にはあまり頼るべきではない』ということが私の個人的な見解です。
薄毛ケアには高価な育毛剤を使用することが必須と考えられがちですが、それよりも重要なことがたくさんあります。
実際にお店でもお客様に育毛剤を積極的に勧めることは ほとんどありません。
美容院で育毛剤を勧められて使っているけれど効果を感じない、育毛剤を使うと刺激が気になるという方は是非この記事をご覧ください。
女性の薄毛ケアに育毛剤は使うべき?
私の個人的な意見は育毛剤は積極的に使わなくともいいと考えています。
理由は『効果を感じにくい』ということと『使用することでリスクがある』という2点です。
効果を感じにくい
育毛剤を使用することで髪が増える、髪が太くなるなどの効果を実感することが出来ることは確かです。
ただし、これらの効果は根本を改善している訳ではなくヘアサイクルを伸ばすことで実現されています。
ヘアサイクルとは?
1本の毛髪が成長しはじめてから抜け落ちるまでの周期をヘアサイクルといいます。
ヘアサイクルのほとんどは、毛母細胞が分裂・増殖する成長期です。成長期が長ければ、髪はその分長く成長し、太くなる傾向があります。その後、成長が止まる退行期(2~3週間)を経て、休止期(数カ月)になると、新たに成長を始めた髪に押し出されるようにして洗髪やとかす時の力で自然に抜け落ちます。
わかりやすく言えば3年で抜けてしまう状態である髪を4年で抜けるように調整することで髪が多くなったように感じることができます。
ただし根本的に頭皮環境が改善されている訳ではないので使用をやめてしまうと元の状態に戻ってしまいます。
また生活習慣の乱れやストレス、ヘアカラーなどが原因で頭皮環境が崩れている場合は育毛剤を使用しても効果を感じないこともあります。
リスクがある
薄毛に悩む方の多くは既に肌に何らかの症状が現れていることが多くあります。
既に痒みを感じている方や湿疹などが現れている方が育毛剤を使用するとかえって刺激を感じてしまう可能性も高くあります。
場合によっては頭皮環境を悪い方向に改悪してしまうことも考えられます。
薄毛=育毛剤と直結して考えるのではなく、まずは悪いことを取り除くことから始めることが重要です。
プラスの薄毛ケアよりもマイナスの薄毛ケアから始めるべき
私は良くプラスのケアとマイナスのケアで物事を考えます。
プラスのケアとは改善するために何かを補うこと
マイナスのケアとは改善するために悪影響の原因を取り除くこと
マイナスのヘアケア
今回のような薄毛ケアを行う場合に優先すべきはマイナスのケアです。
考えられることは次の3つです。
- 生活習慣の乱れはないか
- 栄養は十分にとれているか
- 外的要因で影響はないか
頭皮環境や髪の毛のベースを作るのは全て体の内側で行われています。
つまり体の元気がないと健康な髪は生えてきません。
またせっかく健康な髪が生える状態であってもヘアカラーや紫外線、日々のヘアケアなどで負担をかけていると健康な髪を維持することができません。
まずは何故髪に元気がないのかを考えて、それを改善することが薄毛ケアの大きな第一歩です。
プラスのヘアケア
その上でプラスのケアを行うと効果を感じやすくなります。
頭皮のプラスのケアは次のようなことを意識しましょう。
- 美容院でのケア
- シャンプーの見直し
- 頭皮の抗酸化
- 頭皮の保湿
美容院でのケアはヘアカラーとの正しい付き合い方を理解し、ヘッドスパで改善することです。
またシャンプーの見直し、天然オイルでのケア、化粧水の使用などで頭皮の健康状態のペースアップをしていきましょう。
頭皮に負担のかかるマイナスの原因が止まっている状態で、これらのプラスのケアを行うことができれば頭皮はいい方向に向かうことができます。
薄毛ケアは継続が超重要
頭皮のケアは1ヶ月、2ヶ月と続けたところで大きな変化を感じることは難しいと言われています。
頭皮が完全に生まれ変わるまでには最低でも4ヶ月ほどの期間は要すると考えます。
この間にマイナスのヘアケアとプラスのヘアケアのどれか一方をやめてしまっては振り出しに戻ってしまいます。
それだけ薄毛の改善には時間がかかります。
まずは無理なく取り組めることから習慣化し慣れてきたら新しいものを取り入れていくことがベストだと考えています。
全てのケアを取り入れた上で金銭的にも行動的にも余裕がある場合には頭皮の状態と相談しながら育毛剤のケアを取り入れることも検討してみてください。
女性の薄毛改善に育毛剤は必要?育毛剤より重要なプラスとマイナスのケア
- 育毛剤だけを使用しても根本の改善は難しい
- まずはマイナスを止めること、その上でプラスを補うことを意識しよう
- 短期間の継続よりも長期的な継続が必須。無理なく取り組めるように組み立てよう
薄毛ケアの第一歩としてリスクのある高価な育毛剤を取り入れることはナンセンスです。
まずは負担を減らして頭皮環境を整え、自力で健康な髪を作り出せるように改善することが先決です。
何をしていいのかがわからない
どんなことに取り組めばいいのかがわからない
そんな方は是非ご相談ください。