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【ヘナとヘアマニキュアの違い】共通点と異なる点を現役美容師が解説

【ヘナとヘアマニキュアの違い】共通点と異なる点を現役美容師が解説
美容師
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ヘアマニキュアとヘナは似ているように感じるけど何が違うの?

特徴について詳しく知りたい!

ヘアマニキュアとヘナは似ているようで似ていない。けれど全く共通点がないというわけでもありません。

この記事ではヘアマニキュアとヘナの違いについて一般の方でもわかりやすいように詳しく解説していきます。

どちらがいいと言う訳ではなくヘアマニキュアにもヘナにも相性のいい人と悪い人がいるので自分にあったものを選ぶことができていればいいと思います。

 

ヘアマニキュアとヘナの違いを解説!〜共通点〜

それぞれの共通点をまとめたものが以下になります。

ヘアマニキュアとヘナの共通点
  • ジアミン染料を使用していない
  • 明るくすることができない
  • 刺激性が少ない

ヘアマニキュアとヘナは全く別なものというイメージもありますが共通している店もいくつか存在します。

詳しく説明をしていきます。

ジアミン染料を使用していない

ジアミン染料を使用していないヘアカラー剤のことを『ノンジアミンカラー』と言います。

ヘアマニキュアもヘナもジアミン染料を一切使用していないのでノンジアミンカラーのカテゴリーになります。

アルカリカラーでアレルギーを発症している人であってもどちらも使用することができます。

明るくすることができない

ヘアマニキュアにもヘナにも明るくする効果はありません。

そのためファッション的要素の強いおしゃれ染めよりも白髪染めとして活用されることが多くあります。

ただしヘアマニキュアはブリーチ後にビビットな色を入れる際に活用されることもあるので活用の幅はヘナよりも広いということが言えます。

刺激性が少ない

ヘアマニキュアもヘナも過酸化水素水やアルカリ剤といった刺激を引き起こす原因成分を使用していません。

そのため髪を染める際にアルカリカラーのように強く刺激を感じるリスクは大きくはありません。

確率は低いもののヘアマニキュアでもヘナでもアレルギーを発症される方はゼロではありません。

事前にパッチテストを行なったり使用後には異常が見られないかを観察するようにしましょう。

ヘアマニキュアとヘナの違いを解説!〜異なる点〜

それぞれの共通点をまとめたものが以下となります。

ヘアマニキュアとヘナの異なる点
  • 染まり方が全く違う
  • 色の種類
  • 塗り方に差がある

共通点だけを見れば似ているカラー剤だと思われた方も少なくはないはずです。

ただヘアマニキュアとヘナは全くの別のものなんです。

染まり方が全く違う

ヘナとヘアマニキュアの染まり方の違いを説明する画像

ヘアマニキュアは髪の表面に付着するように染まります。

ヘナは髪の内側に色素が入り込むことで染まります。

色持ちは髪の中に入り込むヘナの方がよくヘアマニキュアは2週間ほどで完全に色落ちしてしまいます。

色の種類

ヘアマニキュアは幅広く様々な色があります。

白髪染めのブラウンを例にしても明るめ〜暗めまで色の明るさも用意されています。

一方ヘナはオレンジとブルーの2色しかありません。

色にこだわりのある方や毎回気分に合わせて色を選択されたい方の場合はヘアマニキュアの方が有効だと言えます。

塗り方に差がある

ヘアマニキュアは肌が強く染まってしまうために地肌から数ミリ離して塗る必要があります。

ヘナは地肌からしっかりと染めることができます。

たかが数ミリの差ですが白髪の多い方は1週間程度で根元の伸びが気になり始めます。

ヘアマニキュアとヘナの違いから読み取る向き不向き

美容師
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ヘアマニキュアは次のような方にオススメです。
  • 色や明るさを選びたい
  • 染めるたびに色を変えたい
  • 白髪を真っ黒に染めたい

ヘアマニキュアを選ぶメリットは色の豊富さにあります。

色を自由に選びたい方や白髪の染まりをコントロールされたい方はヘナよりもヘアマニキュアの方が効果的です。

美容師
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ヘナは次のような方にオススメです。
  • 地肌からしっかりと染めていきたい
  • 色持ちを重視したい
  • 天然のものを使用して髪を染めたい

ヘナを選ぶメリットは色持ちの良さにあります。

根元からしっかりと白髪を染めたいという方や染まりを長く保ちたい方はヘナの方が効果的です。

【ヘナとヘアマニキュアの違い】共通点と異なる点を現役美容師が解説まとめ

ヘアマニキュアにはヘアマニキュアにしかできないことがあり

ヘナにはヘナにしかできないことがあります。

どちらがいいというよりはどちらが自分に適しているのかを基準に選ぶようにしましょう。

特性を理解してうまく使いこなすことで髪や頭皮に負担をかけずに自分の理想とする仕上がりを手に入れることができます。