- ヘナで染めているとくせ毛が治ると聞きました
- 縮毛矯正をやめてヘナをすればくせ毛は落ち着きますか?
ヘナに関する質問の中でこのような質問を非常に多くいただきます。
ヘナでくせ毛が治るかどうかに関しての回答としては『治る人もいるけど治らない人もいる』というものになります。
非常に曖昧な回答ですがくせ毛の原因によってヘナで改善することができるのかどうかが異なります。
どんなくせ毛とには効果的なのか?反対にどんなくせ毛には効果がないのか?について解説をしていきます。
ヘナでは直すことができないくせ毛
基本的に生まれた時からのくせ毛の方に関しては残念ながらヘナを使用してもくせ毛を直すことはできません。
このような方の場合は髪の毛の構造がくせ毛の状態です。髪の構造を変えるためには還元剤という成分が必須となります。
還元剤はパーマ剤や縮毛矯正剤に含まれているような成分なので、それらを用いて髪の構造をストレートに整えていく必要があります。
ヘナで直すことができるくせ毛
生まれつきのくせ毛とは別に年齢を重ねていく上で現れてきたくせ毛に関してはヘナで直すことができる可能性があります。
年齢を重ねたことで起こるくせ毛は髪の内側にある栄養(タンパク質)が少なくなっていくことで引き起こります。
30代後半以降の方に多い悩みですが昔はストレートだったのに最近はチリチリとくせ毛が目立ってきていて気になるというのは髪の内側が痩せてくることが原因です。
このような場合はヘナで髪密度を上げるとくせ毛が治る可能性もあります。
ヘナを使用したくせ毛向きの髪質改善トリートメント
ヘナでなぜくせ毛が治るのか?その理由について解説していきます。
ヘナは色の成分を持っています。この色が髪の中にある成分とくっつくことで髪に色をつけることができます。
アルカリカラーの場合は髪の中に入るだけなので時間の経過とともに抜けていきますが、ヘナの場合は中でくっついているので抜けにくい仕組みとなっています。
回数を重ねていくことで髪の中にヘナの色の成分がたくさん重なっていき髪の密度を上げることができます。
これがヘナには髪質改善効果があると言われている要因です。
一般的なトリートメントとヘナトリートメントの違い
ヘナと一般的なトリートメントは似ているようで少し異なります。下の解説をご覧ください。
広く知られているトリートメントとは髪の表面に作用するものが多く使用することで手触りの良さやツヤを表現することができます。
ヘナトリートメントの場合は髪の内側の密度を高めることで髪を健康な状態に近づけることができ、太く丈夫な髪にすることができます。
髪を健康な状態にするという観点で言えば同じ効果がありますが髪の外側をケアすることが得意か内側をケアすることが得意かで大きく役割が異なります。
もちろん併用して使用すること高い効果を得ることができます。
ヘナトリートメントは色が染まってしまう?
ヘナトリートメントにはいくつかの種類があります。
- オレンジ
- ブルー
- 無色
トリートメント効果が1番高いものはオレンジになるので基本的にはオレンジを使用しますが色も同時に染まってしまいます。
染まりたくない方に関してはクリアを、オレンジ色が嫌な方はブルーをうまく配合しながら染めていくことで調整することができます。
使いこなせば色の補正をコントロールしながら同時に髪の補修もできるので万能なトリートメントだということも言えます。
ヘナでくせ毛を直すことができるのか?まとめ
- 生まれつきにあるくせ毛は直すことができない
- 年齢を重ねる過程で現れたくせ毛は直すことができる場合もある
- ヘナは髪密度もあげながら色素を補える万能トリートメント
ヘナのトリートメントはお店ではとても人気のあるメニューです。
普段ヘナをされていない方でもアルカリカラーでリタッチ+毛先はヘナトリートメントと組み合わせて使用することができます。
1つ言えることは3回以上繰り返した方の髪質はとてもいい状態です。