せっかく染めた髪色を長く保ちたいです。
ヘナで染めた後にできるケアなどはありますか?
結論から言えばヘナもアルカリカラーと同様にケアを行うことで色を長く保つこともできます。
この記事では普段お客様にお伝えしている色落ちを防ぐ方法を解説していきます。
私自身がいいと言われることを色々試してきたので良かったことや自分には合わなかったことなども合わせて解説をしていきます。
ヘナはアルカリカラーと比べて色落ちしにくい
アルカリカラーは髪を脱色しながら色を染めるという特性があります。
染まりたてはいいのですが色が落ちてくると脱色した分、染める前よりも明るくなってしまいます。
それに対してヘナは脱色作用がありません。
明るくできないというデメリットでもありますが染める度に脱色せずに色を重ねることができるので色落ちがしづらくなっていきます。
つまりアルカリカラーで色落ちがしやすかった方でもヘナで染める場合は色持ちが良くなってくるということが言えます。
その中でもなるべく色を持続させたいという方に色持ちを良くする方法を解説していきます。
私が思うヘナの色落ちを防ぐ5つ方法
基本的にはアルカリカラーの色落ちを防ぐ方法と大差はないと思っています。
髪をいたわるケアができていれば必然と色持ちは良くなります。
以下5つの項目にまとめてみました。
- シャンプーを見直す
- オイルタイプの洗い流さないトリートメントで保護する
- しっかり乾かす
- お湯の温度
- コテの温度
順番に解説をしていきます。
シャンプーを見直す
シャンプーは石鹸系や石油系などの洗う力が強いものはヘナの色落ちを誘発します。
できるだけマイルドな洗い上がりのアミノ酸系のシャンプーがオススメです。
洗うときには頭皮を中心に洗って毛先部分は過度に擦り合わせたりしないことも色落ちを防ぐポイントです。
オイルタイプの洗い流さないトリートメントで保護する
夏時期の紫外線、冬時期の乾燥は色落ちの大敵です。
シャンプーやトリートメントなども重要ですがオイルでケアすることで保湿や紫外線ケアを行うこも効果的です。
ベタつくことや重くなりすぎることが気になる方は100%天然のホホバオイルがオススメです。
しっかり乾かす
ヘナの色素は濡れている間は髪の毛から抜け出しやすい状態です。
反対に乾いた状態ではほとんど抜けることはありません。
濡れている状態では摩擦からの刺激を受けやすい状態でもあるのでできるだけ早く髪を乾かすことが重要です。
もしすぐに乾かせない場合には先にオイルトリートメントで保護をしておいて手が空き次第乾かすようにしましょう。
お湯の温度
意外と盲点なのが入浴位時のお湯の温度です。
シャワーの温度は38〜40度くらいに留めることが理想的です。
熱いお湯を好む方は頭を洗う際はぬるま湯、体を洗う際は熱いお湯と区別するといいでしょう。
コテの温度
日常的にコテやヘアアイロンを使用する場合には温度にも注意が必要です。
基本的には150度以下を目安に使用するようにしましょう。
毎日180度以上の高温で使用していると髪の毛は色落ちだけでなくボロボロになってしまい色の入りにも影響していきます。
ネットで見かける色落ちを防ぐ方法をやってみた感想
ヘナを推奨している人たちの発信の中には独特なものを取り入れていることをよく見かけます。
試しにいくつかやってみた感想をお伝えしていきます。
- 湯シャン
- 粉シャンプー
- お酢リンス
解説していきます。
湯シャン
文字通りシャンプー剤を使用せずにお湯だけで頭を洗うことです。
自然派の方や芸能人でも取り入れている人もいるようで話題に上がることもしばしばあります。
私自身1ヶ月間試しにやってみましたがあまり相性は良くありませんでした。
確かにシャンプーを使用しない分、色落ちを防ぐことには効果があると思います。
ただ副作用として痒くなることや臭い、髪が重くなるなどがありました。
もし実践するとすれば2〜3日に1度くらいのペースでシャンプーを挟んであげるとうまくバランスが取れるかもしれません。
粉シャンプー
粉シャンプーはコーンスターチや重曹などのパウダーをお湯で溶きそれをシャンプー代わりに使用するというものです。
これも1ヶ月続ける予定でしたが3日でダメでした。
こなの成分が合わないのか頭が途轍もなく痒くなってしまい途中で中断してしまいました。
お酢リンス
お酢リンスはバケツやオケなどにお湯を張って少量のお酢を混ぜたものに髪をつけるというものです。
キューティクルを引き締めてくれるので色落ちを防ぐ効果があります。
臭いなども思ったほど気にならずにストレスなく続けることができました。
ただ通常のトリートメントでも同じような効果を得ることはできるので自然派な方はいいかもしれませんが無理に実践する必要もないように感じました。
どれも天然のもので科学的なものを使用したくない!という方には有効な方法だと思います。
ただし日常的に使うものを使わなくなるということは何かしらのデメリットもあるということは個人的に感じました。
良し悪しは人それぞれなので気になる方は実践してみてください。
ヘナの色落ちを防ぎ長く保つにはしっかりと染めておくことも重要
色落ちを防ぎ長く保つためにはしっかりと色を定着させておくことも重要なポイントの1つです。
ヘナの場合は2度染めで髪の深い部分にまで色を残しておくことで色を長く保つこともできます。
また定期的に全体に色を補うことで抜けにくい状態を作ることができます。
ヘナで染める際は意識をしてみてください。
『ヘナの色落ちを防ぎ長く保つ方法』まとめ
- ヘナはアルカリカラーと比較すると色持ちがいい
- 5つの方法を実践することで驚くほどに色持ちが良くなる
- 色が抜けることも踏まえて濃く染めることも得策
綺麗に染めた色でも間違ったケア方法だと色を保つことができません。
日々の生活の中で少しの変化を加えることで綺麗な髪色を長く保つこともできるのでここで解説したことをうまく取り入れてみてください。
あまり長く期間を空けずに一定期間の平均的なペースで染めることも効果的です。
周期や染める頻度などに関してもお気軽にお問い合わせください。