ヘナで髪を染めたら真っ黒になってしまいました。
ヘナで染めても黒くはならないと聞いたのですが・・・。
髪質や白髪の量にもよりますが短時間でしっかりと白髪が染めるような場合はヘナではない可能性もあります。
またヘナで染めた場合は真っ黒になるということはないように思います。
もしかするとヘナではなかったのかもしれません。
ヘナと似ているようで全く別物のジアミンを含むヘナで染めてしまった可能性があります。
この記事ではヘナとジアミンを含むヘナの違いについて解説をしていきます。
ヘナで髪が真っ黒になることはある?

結論から言えばヘナを使用して髪が真っ黒になることはありません。
ヘナはアルカリカラーと比較すると染まりは劣ってしまいます。
そのため1度のヘアカラーであればブラウン〜濃いブラウンくらいの仕上がりになることが予想されます。
もしも1回のカラーで、短時間で真っ黒な仕上がりになったのであればそれはヘナで染めたのではないと考えられます。

ジアミン入りヘナなら真っ黒に染まることも考えられる

ヘナをベースにアルカリカラーにしようされている染料でもある『ジアミン』を配合したものもあります。ハーブカラーや香草カラーとも呼ばれています。
これらを使用すれば簡単に白髪を真っ黒に染めることも可能です。
どちらも似ているので混合して考えられがちですが全くの別物と考えなければいけません。
ジアミンが配合されている時点でアルカリカラーと同等の薬剤でありアレルギーの方が使用すれば重大な事故を招いてしまいます。
ジアミン入りヘナは悪いものなの?真っ黒な状態は改善できる?

では、このジアミン入りのヘナは悪いものなのでしょうか?
もちろん使用することによるメリットもあるので悪いものではありません。
Torarでもお客様の症状によっては使用することはあります。
ただし天然のヘナなのか?ジアミンを含むヘナなのか?を理解してはっきりと区別をしておかなければいけません。
真っ黒な状態は改善できる?
残念ながら1度ジアミンを含むヘナで染めて真っ黒になってしまった場合は明るく改善することができません。
アルカリカラーでの黒染めであればブリーチ剤や脱染剤などを使用することで明るく修正することも可能ですが、ジアミン入りのヘナは明るくなりません。
染めた後に困らないように使用する前には説明をするようにしています。
『ヘナで染めたら髪が真っ黒になりました』それって本当にヘナ? まとめ
- ヘナでは真っ黒に染めることはできない
- ジアミンを含むヘナは簡単に真っ黒に染まる
- ジアミンを含むヘナは使い方ではメリットになるがデメリットも大きい
自分が使用しているものはヘナなのか?ジアミンを含むヘナなのかをきちんと確認する必要があります。
どちらも似ているようで全くの別物であり、ジアミンを含むヘナで黒い状態を作ると一切明るくすることができなくなってしまいます。
美容師側もこの区別がついていないことが多いので、必ず成分表記に『ジアミン』が歩かないかを確認しておくようにしましょう。