けれど長くなってきたので毛先のダメージが気になります。
ヘアカラーを行っている女性の多くは髪のダメージに悩んでいます。
長くなればなるほどダメージは発生しやすく綺麗な色に染めたい反面、髪を痛めることへの後ろめたさを抱いているのではないでしょうか。
この記事ではその取り組みの一部を実例写真付きで解説していきます。
ヘアカラーを行う前の状態
まずは染める前の状態です。
お客様ご自身はダメージに悩まれておりましたが個人的には長さを考慮すると綺麗な状態を維持できていると思いました。
しっかりとヘアケアに向き合っているように思います。
毛先の部分に関してダメージが発生してしまうことは仕方がないことです。
尾kのくらいの長さだと3〜4年前に生えてきている髪の毛なので少し疲れが出てきても仕方ありません。
髪の毛を染めたいけれどダメージは抑えたい
お客様からのご要望は次のとおりです。
- なるべく髪に負担がなく染めたい
- 明るくなり過ぎたので落ち着いた色を希望するが重く見せたくない
- ヘアカラー後にフケが発生し刺激を受けやすいので考慮して欲しい
毎回ヘアカラー後に髪がギシギシになってしまうことがあるそうです。
またカラー剤を塗った直後に頭皮への刺激があり、シャンプーをすればなくなるものの数日後からフケのようなものが発生することを毎回気にされています。
髪にも頭皮にも負担のないヘアカラーを
今の時代、髪にも頭皮にも負担をかけずに染めることが求められています。
Torarで行うヘアカラーどちらも叶えるように設計しております。
それを踏まえた私からのご提案は以下のとおりです。
- 頭皮への保護を行いながら根元につけないように染めていきましょう。
- ヘアカラーをしながらケアも併せて行っていきます。
- リタッチカラーを挟めるように色が抜けにくい髪色を作りましょう。
詳しく解説していきます。
頭皮に負担をかけないヘアカラー
頭皮に負担をかけずに染めるには3つのポイントを抑える必要があります。
- ヘアカラー前に頭皮を保護する
- 頭皮にカラー剤をつけないように塗る
- 薬剤を頭皮に残さない
ヘアカラー前には頭皮に専用の保護オイルを塗布しコーティングを行います。
その後に薬剤を塗るのですが、頭皮にはべったりとつけないように塗っていきます。
もちろん根本ギリギリから塗っており、しっかりと染まるのでご安心ください。
そして最後にヘッドスパ・頭皮の後処理を行い薬剤を完全除去していきます。
詳しく解説すると非常に長くなるのでもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
https://torar.net/stain-friendly-gray-hair-dyeing/
髪に負担をかけないヘアカラー
髪に負担がかかる原因は次のとおりです。
薬剤によりキューティクルが剥がれる
↓
髪の中の結合が外れる
↓
髪の中の栄養が抜け出しスカスカになる
ヘアカラーにおいてのケアはこれに沿った流れを行うことでダメージを少なく染めることができます。
薬剤を塗る前に髪の栄養に最も近いアミノ酸を補充する
↓
薬剤の中に髪の毛の元となる“シスチン”と結合を強固にする“酸”を配合する
↓
シャンプー後のトリートメントでキューティクルを補修し
栄養を逃さないようにする
このステップが現段階では最も髪を痛めずに染める方法となります。
色が残るように染める
最後にヘアカラーを行う回数を少なくすることです。
どんなにケアをしながらヘアカラーを行っていても薬剤に触れないことほど髪を痛めないことはありません。
できるだけ色が残るように染めていくことで次回はリタッチカラー(根元のみを染めること)を選択できるように仕上げていきます。
ヘアカラー後の状態
上記で解説したようにケアを行いながら髪を染めた仕上がりです。
全体的に色は落ち付き染めた後なのに艶も増しています。
毛先部分に見られていた荒れも落ち着き毛先まで栄養が補給されました。
現状では頭皮の刺激はいかがでしょうか?
染めている間も特に刺激を感じませんでした。
ここまで何も感じなかったのは初めてかも!
それはよかったです!
次回はリタッチカラー+ケアでメンテナンスをしていきましょうね。
ヘアカラーによる刺激はきちんとしたプロセスを踏むことで抑えることができます。
闇雲にケアや対策をせずに染めてしまうとアレルギーや頭皮異常により今後染めることができなくなる可能性もあるので十分に注意することをお勧めします。
本日のメニュー:カラーコース 22000円