このようなお悩みをお持ちの方には是非読んでいただきたい内容の記事になります。
結論から言えばヘナを活用して白髪を染めた場合でも白髪を黒く染めることは可能です。
ヘナを使用して白髪を染めた場合はオレンジ色にしか染まらないと勘違いされることも多々ありますが実はブラウンや黒っぽく白髪を染めることもできます。
実際にお店にご来店をされているお客様の中でもブラウンや黒っぽく白髪を染めているケースが9割を超えています。
そんな経験を生かしてヘナを活用して黒っぽく白髪を染めるポイントや仕組みについて解説をしていきます。
この記事を読み終える頃にはヘナに対する考え方が少し変わるかもしれません。
ヘナとインディゴを活用すれば白髪を黒く染める事ができる？
ヘナを使用して白髪を染めた場合はオレンジ色に染まり上がってしまうと誤解されがちです。
結論から言えばヘナを使用していても髪を黒く染めることは可能です。
ただしアルカリカラーのように1度で暗くすることはできません。
ヘナの色素を数回かけて積み上げていくことで徐々に黒っぽい色を作り上げていく事ができます。
ヘナの中には1度で、または短時間で白髪を黒く染める事ができるというものもありますが使用する場合は注意が必要です。
1度で黒くできるヘナには気をつけて
ヘナの中には1度で黒く染める事ができるものも存在します。
このようなヘナには『ジアミン』という成分が使用されています。ジアミンを含むヘナを使用する場合は次の点に気をつけましょう。
- アレルギーを発症する可能性がある
- アルカリカラーと同様の成分を含んでいるので刺激を感じる可能性がある
- 天然ヘナとは全く別のもので化学部室を含むことを理解しておく
ジアミン入りのヘナは成分が優しく作られているアルカリカラーと考えるべきです。
特に美容院で使用されている場合が多く香草カラーやハーブカラーなどの名称で呼ばれている場合があります。
美容師の中でもジアミン入りヘナを天然ヘナと混合して考えている方も多いので、染める前にはジアミンの有無を確認することを忘れないでください。
ヘナとインディゴを活用して白髪を黒く染めるポイント
ヘナで白髪を黒くするためにはインディゴと組み合わせて使用する事が必須です。
基本的にはヘナで染めた後にインディゴで染め直す2度染めと呼ばれる手法で染めていきます。
ヘナはオレンジの色素を持ち、インディゴはブルーの色素を持っています。オレンジとブルーを混ぜ合わせると反対色の関係で黒くなります。
この関係性を利用する事で白髪を黒く染めていきます。
ヘナで染めすぎてはいけない
白髪をオレンジ色に染め上げたい場合は別ですがブラウンや黒く仕上げていきたい場合はオレンジを濃く染めすぎてはいけません。
ヘナとインディゴの色素の割合を１００と考えるのであればオレンジは２０くらいに留めておかないとインディゴでオレンジ色が消しきれずに明るい仕上がりになってしまいます。
インディゴはしっかりと染めなければいけない
反対にインディゴは濃く設定ができるギリギリのところまで染めていきます。
可能な限り髪の中にインディゴの色素を多く入れておく事で徐々に濃い仕上がりになっていきます。
インディゴだけでは白髪を黒く見せる事ができない？ヘナが必要な理由
ここで1つ疑問が生まれます。インディゴ単品で染めれば黒く見せる事ができるのではないか？
もともとの自毛をさらに暗く見せたい場合などはインディゴ単体で染めることで暗く染めることは可能です。
ただし白髪をインディゴ単体で黒くすることはできません。やはりヘナの力が必要になります。
インディゴだけで白髪を染めると透けてしまう
白髪が染まっているか染まっていないかを人が判断するのは透け感で見極めています。
- 見た目が透けている白髪は染めっていない
- 見た目が透けていなければ白髪が染まっている
白髪が染まっているのかの判断基準はこの2つです。
白髪を透けないようにするにはヘナの色素が髪の中に入っている事が重要です。
インディゴ単品でも白髪を染めることはできますが透け感が残ることから染まっていないように見えてしまいます。
つまり明るく見えてしまうという事が言えます。
ヘナとインディゴを混ぜた1度染めでは黒く見せる事ができない
ヘナの中にはあらかじめヘナとインディゴを混ぜ合わせたブラウンという商品を取り揃えているメーカーもあります。
自宅で使用する際には有効ですがこれも上記と同じ理由から白髪を暗く見せる事ができません。
ヘナとインディゴを活用して黒く染めた髪は明るくできないので染める前には注意して
ヘナとインディゴを使用して髪を黒くすることはできますが1つ注意しておかなければいけない点もあるので解説をしていきます。
黒く染めることは重ねていくことで可能ですが1度黒くなった髪色を明るくすることは難しくなります。
長期的に染めていくことで濃く抜けにくくなりますが、なかなか取り除く事ができません。
例えばアルカリカラーなどの場合はブリーチ剤や脱染剤など脱色専用の薬剤もありますがこれらもヘナには有効ではありません。
迷っている間はインディゴを濃く染めすぎないことをオススメしています。
その点に関してはイメージに合わせて染まりの濃さを調整もできるのでご相談ください。
ヘナとインディゴを活用して黒く染めることを長く続けられるようにするために
安心安全と言われているヘナですが誰にでも万能というわけではありません。
人によってはかぶれやアレルギーなどの症状を引き起こす場合もあります。
- 先天性の症状
- 後天性の症状
生まれつきヘナが苦手な場合（先天性）はヘナを使用することはできないので予防することはできません。
ただし後天性の場合は予防することもできます。
ヘナを使用していく中で体が拒否反応を示してしまう（後天性）場合はヘナとの付き合い方を見直すことで予防する事ができます。
- 無理に長時間時間を置くことはしない
- 極端に短い期間でヘナを利用しない
いいものを長く使い続けるためにも無理のない付き合い方を意識して見てください。
ヘナとインディゴを活用して黒く染めることはできますか？ まとめ
- ヘナとインディゴを活用した2度染めは髪を黒く染める事ができる
- インディゴを濃く、ヘナを薄く染める事、透け感を消す事がポイント
- 1度黒く染めるとリカバリーができないので注意が必要
ヘナは色がオレンジにしか染まらないということや白髪を染める事ができないなど誤った認識が広く浸透してしまっています。
ただうまく活用する事ができれば現存するヘアカラー剤の中では最も髪にも頭皮にも負担をかけずに染めていく事ができます。
苦手意識を持たずにまずはヘナを試して効果を実感することから初めてみてください。
